UFO=未確認飛行物体を含む「異常現象」に対応するため超党派の国会議員は28日、政府に対し専門機関の設置を求める議員連盟の発足に向け、会合を開きました。
自民党 小泉進次郎 元環境大臣
「今まで議論しなかったものを議論する議連。UFOというなじみのある言葉は、安全保障上はUAP、こういうふうに言われるようになりました」
UFO=未確認飛行物体を含む正体不明の異常現象などをさす「UAP」をめぐっては近年、日本上空でも多数目撃されています。
会合では「UAPが他国の最新鋭の秘密兵器などであれば、日本の安全保障にとって大きな脅威となり得る」と指摘。防衛省は2019年に鹿児島県、2020年に仙台市で確認された気球について、「中国の無人偵察気球と強く推定される」と発表しています。
アメリカでは日本の防衛省にあたる国防総省に専門機関が設置されていることから、議連は「日米同盟の強化やUAPの識別能力を向上させる観点から専門機関の設置を国に求める」としています。

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