ウクライナ侵攻をめぐり、ロシア軍の上層部に前線の部隊が抱える問題を訴えて解任された元司令官が逮捕されました。
タス通信は21日、ロシア南部軍管区の元司令官イワン・ポポフ少将が詐欺の疑いで逮捕されたと報じました。
容疑の詳細は明らかにされておらず、連邦捜査委員会が捜査を進めているということです。
ポポフ氏は去年7月に公開された本人とみられる音声メッセージでウクライナ侵攻をめぐり「敵の砲撃を察知するシステムがない」などと、前線の部隊が抱える問題を軍の上層部に訴えたと語り、直後に解任されていました。
当時、ポポフ氏については、部下から問題点を聞き出し、不必要な損失を出さないよう取り組む司令官だったと報じられていました。

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