片山財務大臣は来日中のアメリカのベッセント財務長官との会談で、ロシア産LNG=液化天然ガスの輸入停止が議題に上がったと明らかにしました。
片山さつき 財務大臣
「ロシアの問題について、長官はいつも、トランプ大統領は平和の大統領であり、この戦争を終わらせたいと非常に思っているということで、(ロシア産LNGの)輸入問題も含めた制裁関係についてはお話が出ました」
アメリカのトランプ政権はロシアへの経済制裁の一環として、各国にロシア産のエネルギーの輸入停止を求めています。
片山大臣はきょう、財務省で行われた日米財務大臣会合でも議題になったと明かしました。ただ、あす日米の首脳会談があり機微にわたるとして、詳細は明らかにしませんでした。
すでにEUはロシア産のLNGの輸入を2027年から禁止することを決めていますが、日本はLNGのおよそ10%をロシア産に頼っています。
片山大臣はベッセント財務長官と80兆円規模の対米投資についても意見交換したほか、高市政権の“責任ある積極財政”についても説明したということです。
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