自民党の派閥の裏金事件をめぐり、野党側はきょう、衆議院の政治倫理審査会にこれまで出席していなかった自民党議員44人の審査を申し立てました。
先月行われた、衆議院の補欠選挙の結果、立憲民主党が3議席増やしたため、野党単独で政倫審開催の申し立てが可能となり、野党側はきょう午後、まだ弁明していない安倍派と二階派の議員44人の審査を申し立てました。
立憲民主党 寺田学 政倫審筆頭幹事
「しっかり反省しているのかどうかが今回の申し立てに対する態度に表れると思っていますので、そこをしっかりと見極めていきたい」
野党側は当初、自民党議員51人の審査を求めていましたが、このうち6人はすでに政倫審に出席し、先月、宮沢博行氏が議員辞職したため、残る44人の審査を申し立てた形です。
自民党は審査の議決には賛同する方針を示しています。ただ、44人全員が実際に弁明を行うかは対象となった議員に委ねられていて、対応が注目されます。

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