中東の「砂漠の国」、UAE=アラブ首長国連邦で記録的大雨が降りました。1人が死亡したほか、世界有数の利用客を誇るドバイの国際空港では多くの人が足止めされるなど混乱が起きました。
半分ほどが水につかった車。これは中東の「砂漠の国」、UAE=アラブ首長国連邦の映像です。
16日、記録的大雨が降り、ロイター通信などによりますと、東部アル・アインでは24時間の降水量が254ミリを記録しました。観測開始以降最大で、1年間の降水量を大きく超えています。
UAE北部では、車に乗っていた男性が鉄砲水に巻き込まれて死亡したということです。
影響は、世界で2番目に利用客が多いとされるドバイ国際空港でも…。駐機場が冠水。フライトの欠航や遅延が相次ぎ、多くの乗客が足止めされました。
乗り継ぎ客
「ここで乗り継ぎ、インドのコルカタに向かう予定でした。私のように10時間、24時間、30時間と待っている乗客が大勢います」
今回の大雨、現地の気象当局者は、気圧が急速に変化する時期のため“予想外ではない”としていますが。
UAE国立気象センター予報士
「直接的であれ間接的であれ、気候変動が影響した可能性があります」
また、隣国オマーンでも3日連続の大雨で、子どもを含む19人が死亡したということです。
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