アメリカのEV=電気自動車メーカーのテスラが世界で従業員の10%以上を削減する方針であると、現地メディアが報じました。
ロイター通信などによりますと、テスラのイーロン・マスクCEOは従業員向けのメモの中で、「次の成長段階に向けて、コスト削減と生産性向上のために会社のあらゆる面を見直すことが重要である」としたうえで、「全世界で10%以上の人員削減をする苦渋の決断をした」と示したということです。
テスラは去年12月時点で、全世界でおよそ14万人の従業員がいるとされています。
具体的にどの部門で人員削減が行われるかはわかっていませんが、ブルームバーグ通信は、一部の部門では20%近くが削減されると伝えています。
テスラは中国のEVメーカーなどとの競争激化を背景に販売が伸び悩んでいて、低価格のEV開発からの撤退を検討しているとの報道もあり、今回、複数の幹部が会社を離れたとみられています。

アメリカが半導体に関連する分野で差別的措置の疑い 中国政府調査へ 米中貿易協議前に早くも前哨戦