韓国で2つ目となる国産の軍事偵察衛星がアメリカ南部フロリダ州から打ち上げられ、地上との交信に成功しました。

韓国国防省によりますと、韓国軍の偵察衛星を積んだスペースXのロケット「ファルコン9」は日本時間のきょう午前8時17分、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられました。

偵察衛星はロケットから分離されたあと、目標の軌道に正常に投入され、地上との交信にも成功しました。

韓国にとっては2つ目となる国産の軍事偵察衛星で、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の監視が目的です。

一方、韓国軍は北朝鮮も偵察衛星の打ち上げを準備しているとみていて、申源湜国防相は「技術的な補完作業が無理なく進めば、今月中旬にも打ち上げる」との見方を示しました。