中東パレスチナ自治区ガザへの侵攻を続けるイスラエル軍は、ガザ南部から多くの部隊の撤収を始めたことを明らかにしました。ただ、「今後の任務に備えるため」と説明していて、引き続き戦闘を継続する考えを示しています。

イスラエル ガラント国防相
「部隊は撤収を始めていて、今後の任務に向けた準備を進めている」

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘から半年となった7日、イスラエルのガラント国防相は、“イスラエル軍の多くの部隊がガザ南部のハンユニスから撤収を始めたこと”を明らかにしました。

ただ、ガラント氏は、「ラファでの作戦を含む、今後の任務に備えるためだ」とし、戦闘を継続するとの考えを強調しました。

イスラエルの地元メディアが軍関係者の話として伝えたところによると、“今もガザには一定数の部隊が残っていて、今後も情報に基づいた急襲作戦などを継続していく”としています。