タイを拠点とする中国人らの大規模な投資詐欺グループが摘発されました。翻訳機能を使ってSNSメッセージを送り、日本人からも金をだまし取っていたということです。

タイの捜査当局は先月29日、南部ナコンシータマラート県で、詐欺グループの複数の拠点を一斉に摘発し、中国人とタイ人の合わせて60人以上を拘束しました。

現地メディアによりますと、グループはSNSを使って株式や暗号資産に関するうその投資話を持ちかけるなどしていたとみられています。

また、言語の翻訳機能を使って日本人にもメッセージを送り、投資詐欺などで金をだまし取っていたということです。

詐欺グループの拠点からは、パソコンや携帯電話、銃器など合わせて2000点以上が押収され、捜査当局は中国人らが主導していたとみて、実態を詳しく調べています。