人手不足が深刻化し物流の停滞が懸念される2024年問題で、ドローンとAIを活用した新たな取り組みがきょう公開されました。

記者
「こちらの物流倉庫。ドローンが高い位置を止まったり動いたりしながら飛行しています」

大和ハウスとNTTコミュニケーションズが共同で発表したのは、ドローンとAIを活用して倉庫の中を自動で点検するサービスの実証実験です。

ドローンが倉庫内を自動で巡回し、写真を撮影。写真をAIが解析して、施設内についた傷などの異常を自動で見つけ管理者に通知します。

大和ハウス工業 物流DX推進グループ 石川一郎 担当部長
「物流を止めないため点検業務をもっと効率よく、高度にスピーディーにできないか」

異常を素早く見つけて、積み込み作業などの滞りを防ぐ狙いがあるほか、警備員の業務が30%ほど短縮されるということで、現場の負担軽減につなげたい考えです。

大和ハウスが持つ全国の倉庫に順次導入される予定です。