来週水曜日に春闘の集中回答日を迎える中、賃上げの早期妥結が相次いでいます。味の素はきょう、6%の賃上げを行うことで労働組合と妥結しました。
今年の春闘で味の素の労働組合は先週、ベースアップと定期昇給をあわせて6%の賃上げを求める要求書を提出していました。
きょう初めてとなる交渉が行われ、組合の要求に対して会社側は満額回答しました。
2年連続で6%の賃上げとなります。管理職を含む従業員はベースアップ一律1万4000円の引き上げで、定期昇給とあわせれば6%の賃上げです。
また、シニア再雇用やパートの従業員も物価高に対応して時給を3.2%引き上げます。
味の素 佐々木達哉取締役
「賃上げと値上げ、価値に合った価格設定ということと賃上げを、サイクル良く回して経済の好循環をつくるということに組合側と一緒に取り組むということについて、改めて経営側も決意を強くして、一発回答に至った」
住友生命やKDDIも今週に入って5%を超える賃上げを発表していて、来週13日の春闘一斉回答日を前に早期妥結が相次いでいます。

2日連続で最高値更新 日経平均株価が終値4万5630円で取引終える 米・オープンAIの大型投資に伴う半導体関連株が相場下支え