ウクライナ侵攻から2年を迎える中、プーチン大統領は侵攻を「祖国を守る戦い」と位置づけたうえで、ロシアの核戦力増強を誇示しました。ウクライナを支援する欧米側をけん制する狙いがあるとみられます。

プーチン大統領は、ロシアの祝日「祖国防衛の日」にあたる23日、首都モスクワのクレムリン前にある無名戦士の墓に献花しました。

プーチン大統領
「真実と正義のために戦い、祖国を守る勇気を示している。あなたたちは国民にとって真の英雄だ」

これに先立ち、プーチン氏はビデオメッセージを出し、ウクライナ侵攻を「祖国を守る戦い」だと表明しました。

そのうえで、ロシアが持つ「戦略核の95%が近代化した」などとして核戦力の増強を誇示。ウクライナへの軍事支援を続ける欧米側をけん制する狙いがあるとみられます。