赤十字国際委員会は、ロシアによるウクライナ侵攻後、ウクライナ側とロシア側であわせておよそ2万3000人が行方不明になっていると発表しました。

ロシアによるウクライナ侵攻から2年となるのを前に、ICRC=赤十字国際委員会は、捕虜となったり殺害されたりなどして行方不明になっている人がウクライナ側とロシア側であわせておよそ2万3000人にのぼると発表しました。

ICRCにはウクライナ侵攻後の2年間で行方不明者を捜す家族から11万5000件の問い合わせがあり、先月(1月)末までに8000の家族に情報を提供できたということです。

担当者は20日に会見を行い、「行方不明者数は現在2万3000人だが、今年の終わりにはおよそ3万人にのぼるだろう」と述べています。

また、声明で、「愛する人に何が起こったかを知らないことは耐えがたいことで、これが何万もの家族にとっての現実だ」とコメントし、行方不明者の調査を引き続き行う考えを示しました。