弁護士「家庭でも学校でも、心が傷つく体験を重ねてきた」
弁護側は父親に体罰を受けるなど複雑な環境で育ち、学校でもいじめにあっていたと説明。
弁護士「被告は安心できない家庭環境であった」
自身の生い立ちについての言葉を聞き、被告は涙を流していました。
弁護側はこうした環境の中、ストレスのはけ口として残虐性を持ち、抑え込んでいた感情が爆発したと犯行に至った要因を話しました。
裁判はこのあと証拠調べが行われ午後3時前に閉廷しました。
裁判を傍聴した人は:
「全然関係ない両親の命を奪ったり、妹を傷つけたり、違うんじゃないかと思う」
「本人が何もしゃべらなかったのが残念」
今回の裁判は事件当時の被告の責任能力の程度が最大の争点となります。
12月11日までにあわせて26回の審理が行われ、判決言い渡しは今後、指定されます。
UTYは今回の事件について2人の命が失われ、放火されるという重大性を考慮した結果、特定少年の「被告の名前」を報じるに相当するものと判断しました。







