
藤本さん:
制限時間が結構厳しい設定だったので、今までの経験からしても一番大変な経験でした。

作業中心の支えとなったのは2人の子どもから渡された手紙や御守りでした。

藤本さんの娘 芽生ちゃん:
“パパへ
すごい大会に出ているんだよ!がんばってね!テレビ電話しようね!大好きだよ!めいより”

そして結果は500点満点中、435.4点で見事に1位。
伝統工法の仕上げの美しさが特に優れていると評価されました。

芽生ちゃん:
すごく嬉しかった。

藤本さんの妻 あゆみさん:
わ~って「優勝」と見たときに私に泣きついてきてね!

藤本さんの息子 湊斗さん:
一位になるって言ったから本当に一位になったのがすごいなって思った。有言実行するのがすごいしかっこいいなって。目標のためにまじめに努力したりするのは自分もやりたいと思った。

妻 あゆみさん:
修業時代から一緒にいたので修行時代の苦労も知っているし、知っているからこそやってくれるという自信も勝手にあったし、じわじわ終ってから実感というかんじですかね。

藤本さん:
優勝して自分が嬉しいというより、まわりに支えてもらって家族もそうだしまわりの職人さんとか協力してもらった分の恩返しができたっていう喜びの方が大きかったですね!

今後の目標は「左官」の伝統を後世へ伝えていくことです。

藤本さん:
今までは自分の技術上げることだけを考えてやってきたんで、とりあえず日本一というところまで来たので今後は自分と同じようにモノづくりの楽しさとかを感じてもらえるような技術を継承していけるように頑張っていきたいと思う。