藤本さん:
自分で材料を作れるので、自分の仕上げたい仕上げができる。表情とか。土とか特に材料によって全然仕上がりが変わってくるのでそれが一番面白いですね。

さらに素材や塗る場所によって400から500種類ある鏝を使い分けていて、丁寧な作業が仕事仲間からも高く評価されています。

そして今年8月、初めて出場した2年に一回の全国大会。

各地方から選ばれた10人だけが出場できるという狭き門です。

大会は課題を制限時間以内に仕上げるもので、現代的な工法や土壁などの伝統工法の技術が問われました。

実に3日間、19時間近くにわたる長丁場でした。