「共存」  これが青木ヶ原樹海の本当の姿だと服部さんは言います。

ツアーガイド 服部太喜さん:
人間も同じだと思います。自分ひとりでは生きていけない、誰かの助けがあって、誰かを助けて生きているんだと思います。それを気づかせてくれるのが、青木ヶ原樹海だと思うんです。

服部さんは歩きながら樹海への思いを語ってくれました。

服部さん:
樹海に生えている木は大木がありません。大木にななれないんです。栄養のない過酷な場所でやっと育っても、自らの重さに根が支えきれずに倒れてしまうからです。しかし、倒れずに他の木にもたれかかったり、他の木と一緒に生きている木もあるんです。

お互いに支え合いながら伸びている

そして、もう一つの命をつなぐ姿が見られるという場所へ。