突然、90代の男性が倒れこんでしまいます。
食べていたおしるこの餅をのどに詰まらせていたのです。

遠藤さん:
「息して!息して!息して!」

2人はとっさの判断で背中をたたき必死に声をかけ続けます。

そして異変に気づいた店主の平井孝二さんは、急いで119番通報し救助に加わります。

たっちゃんうどん 店主 平井孝二さん

平井孝二さん:
「指で何しろ、口を開けようと思って」

3人は懸命に救助し、救急車が到着するまでの およそ5分の間に餅を吐き出させることが出来ました。

90代の友人は、一命を取り留め、のどを痛める軽症で済みました。

感謝状の贈呈 3月22日

消防から感謝状:「ご協力ありがとうございました」

3月22日南アルプス市消防本部は3人に感謝状を送りました。

消防は「1分1秒を争う人命救助において勇敢な行動をした」と3人の行動が1人の命を救ったと称えています。

神田肇さん :「回復した顔を見てほんとうによかった」
遠藤輝男さん:「名誉だけど恥ずかしいよ(その場に)いれば誰でもやりますよ」
たっちゃんうどん 店主 平井孝二さん:「これからも役に立つように生きなきゃ」