佐藤さん:
「家によく有希が亡くなったという×のついた彼女の住民票、戸籍をあなたは持ってこれるね」
「あなたは人間じゃない。血の通った人間じゃないって」

しかし、気づいたのだそうです。

夫は3人の娘の出産に立ち会った子煩悩な父親でした。
夫は有希さんの出生届を出し、その12年後、たった一人で今度は死亡届を出しに行ったのです。その時の夫の気持ちを想像したとき、佐藤さんは「ごめんね」と謝ることができました。

有希さんが亡くなったとき、夫はひどく落ち込む佐藤さんを守ることに必死で、悲しむことができなかったそうですが、佐藤さんが「ごめんね」と言った時、夫は床にひざまずき声をあげて泣いたそうです。

佐藤さんは自分を許してよかったと話します。