甲府市中央の和菓子店澤田屋です。

黒澤さん:
「これが昭和9年頃の写真で、今の澤田屋本店があるこの場所に3階建てのビルが建っていました」



ビルには当時、喫茶や食事ができるレストランもありました。

黒澤さん:
「(レストランでは)壁一面にレコードを並べてそのレコードを流しながらお茶を飲んだり、お食事をしたりという店づくりをしていたと聞いている」

戦地で極限状態にあった志村さんの心を癒す懐かしい時代。

しかし、その思い出すらも戦争の色に染められていました。

=少女の手紙=
「兵隊さんは昔の味だけを覚えていらっしゃるから幸福ね」

【少女からの戦地へ慰問の手紙 書かれていた戦時中の暮らし 後編こちら