川名さん:
「私が大切にしている言葉があります。『自分の心が自分のことだけでいっぱいになりませんように』です。過ちを犯してしまうときは自分の心が自分のことだけでいっぱいになっている状態ではないでしょうか。
それを防ぐにはどうしたらいいと思いますか?
それは『人と交わること』です。スマホやパソコンではなく『直接』人と交わることです。
できれば自分の周りの困っている人に目と心を向けることです」
「私たち大人は子どもたちに『人に迷惑をかけるんじゃないよ』と教えるけれども違うのではないか。私たちは『誰かに何かに迷惑をかけなければ生きていられない存在』なのです。
私たちが存在しているということは誰かを何かを支えている。誰かに何かに支えられている。そう言いかえたらいいのではないか。
そういう思いでみんなが一緒に暮らしていれば安心安全な社会ができる。
なぜかというと地域のつながりができるから、このことを最後に伝えたいと思います」
講演を聞いた生徒:
「犯罪を犯してしまった人がもう一度社会に更生できるようにしていく素晴らしい仕事だと思った」
「想像力を働かせて人と会っていくことが大事」
「自分一人で生きているわけではないことは(周りに)伝えたい」
川名さん:
♪私が生まれてきた訳は愛しいあなたに出会うため 私が生まれてきた訳は愛しいあなたを護るため…

川名湛忍さん:
「本当に長い間ありがとうございました」