どうしても血液型を知りたい!そのときは?

それでも自分の血液型を知りたい!という時はどうすればいいのでしょうか?
ー抗体ができきった1歳ごろからは、病院などで調べることはできます。ただ、保険はきかないので、血液型検査だけで来られる方はめったにいないですね。もちろん、手術や妊娠・出産の時にはきちんと調べることになります。子どもの時に血液型を知らないというのは、手術をするような、どうしても調べなきゃいけない状況になっていないということなので、逆にいいことだと考えてもいいと思います。

一方「血液型を知っておいたほうが安心」ということもあります。

山口県赤十字血液センターによると、日本人の200人に1人が該当する「Rhマイナス」などの特殊な血液型だった場合、病院によっては緊急時にきちんと検査できない可能性があるそうです。また、まれな血液型だった場合は、輸血の緊急用ストックが他県にしかないなど、届くまでに時間がかかってしまうこともあるということです。

知らないからと焦る必要はありませんが、自分が特殊な血液型ではないか、あらかじめ知っておくことも大切かもしれません。

山口県内で2022年度献血をした10代・20代の人の数は8053人と、この10年間で30%近く減っていて、若い世代の「献血離れ」が課題となっています。

献血をするときには血液型の検査もあわせて行われ、料金は必要ありません。誰かのために、そして、自分の万が一に備えるためにも、改めて献血を考えてみてもいいかもしれません。