韓国と山口を結ぶ連続チャーター便の運航がおよそ5年ぶりに始まり山口宇部空港では、歓迎の行事が行われました。

中村周・記者
「韓国からのチャーター便が山口宇部空港に着陸しました。およそ5年ぶりの運航で、歓迎の意味を込めて噴水、水のアーチがかけられています」

韓国の仁川国際空港と山口宇部空港を結ぶ連続チャーター便の運航が10日から始まりました。飛行機を一目見ようと空港の送迎デッキには、いつもより多くの人が集まっていました。

訪れた人
「よかったね、見られてね」

訪れた人
「かっこよかった」

韓国からのインバウンドを対象とした便で、水・金・日曜日の週に3回、2月2日まで11往復22便の運航です。韓国発の便は予約で満席となっています。空港のロビーでは出迎えた村岡知事や篠崎宇部市長から、「ちょるる」のキーホルダーや韓国語で書かれた観光パンフレットが配られました。また、記念の式典も行われ、くす玉が割られました。

村岡嗣政・知事
「コロナを乗り越えて、5年ぶりに韓国の便が復活して本当にうれしく思います。連続チャーター、ぜひ成功させてこれから先にさらなる拡大とか定期便化にしっかりとつなげていくように取り組んでいきたいと思います」

篠崎圭二・宇部市長
「県内を楽しまれて、宇部市にも宿泊されるというところでその経済効果にも大きく期待をしています」

日韓関係の悪化により韓国との定期便は、2019年3月を最後に途絶えていましたが、インバウンドの需要を見込んだ県側からのアプローチで再びの運航となりました。

韓国から
「日本の旅館に一番期待していて、下関にも行きたいし、まだ分からないことがたくさんあるのでこれから楽しみにしたいと思う」

韓国から
「私は魚介が好きで、山口のすしとか刺身を期待しています」

韓国から
「私は宇部でゴルフをします」

ツアー客が多く、空港から県内の観光地をバスで回るツアーなどへ出かけていました。また2月、山口宇部空港と台湾の桃園国際空港を結ぶチャーター便が、およそ4年ぶりに運航されます。