アデノウイルスを原因とし、熱やのどの痛み、目の充血などの症状が出る咽頭結膜熱が流行しつつあります。聞き慣れない病名ですが、夏にプールを介して感染することが多いことから「プール熱」とも呼ばれる感染症です。
山口県内の定点把握による過去5年間の感染者数をみると、ことしは11月になって大きく増えています。これからさらに警戒が必要となってくるプール熱について、対策などを医師に聞きました。
たはらクリニック 田原卓浩院長
「今このシーズンにこの夏かぜと言われていたプール熱、咽頭結膜熱が流行するのは普通ではなかなかないと思うんです」
山口市のクリニックには28日、発熱やせきの症状を訴える患者が訪れていました。
田原院長
「今流行している疾患・病気は、インフルエンザが最も多いと思います。それから溶連菌感染症、そしてアデノウイルス感染症・咽頭結膜熱がだんだん数が増えてきております」
クリニックではこの日、プール熱と診断された子どももいました。
田原院長
「最も特徴なのは発熱。非常に高い熱が長く続くことが多いものです」
長ければ、40度近い熱が5日から1週間続くこともあるといいます。ほかにのどの痛みや、目が赤くなって目やにが出たり、まぶたがはれたりすることもあります。プール熱は子どもに多く見られると言われていますが・・・。
田原院長
「小学生から上のお子さん方、児童・生徒のみなさん、そして二十歳を超えた若い世代のみなさんもかかっておられます」
大人も注意が必要なようです。基本的な感染対策として、こまめな手洗いやうがいは重要です。家族や友人にうつさないための対策も必要です。
田原院長
「目やにが出たりしますので、同じタオルを使ってっていうことがないような、そういう環境設定が必要だろうと思います」
インフルエンザが異例の時期に流行したり、夏かぜと言われるプール熱が冬に流行しつつあったりと、感染症をとりまく状況は新型コロナ前と変わっているようです。
田原院長
「十分にそれを想定して、私どもも対策をとらないといけないと思いますし、県民のみなさんもぜひご自身の感染予防についてはもう一度おさらいをしてしっかりしておいていただくことが必要だろうと思います」













