昨夜、タイガースファンの皆さんは眠れない夜になったのではないでしょうか。
山口市でも、タイガースファンが集まって「アレ」、いや、優勝を見届けました。
試合開始の午後6時。
山口市の居酒屋には「AREのため貸切営業」の文字が。
原田暖子・記者「マジックは1。山口市の居酒屋では「アレ」をその目で見届けようと、タイガースファンが詰めかけています。みなさんどうですか~?(盛り上がるファン)」
ここ、池田屋は多くのタイガースファンが訪れる店です。
なぜファンが集まるようになったかというと、話はコロナ禍にさかのぼります。
居酒屋池田屋 池田賢一大将
「常連さんの中に猛虎会の人がいまして。だんだんコロナがひどくなって、見る場所も騒ぐ場所もないってときに、その3人4人でも営業するというか。ほんとにほんとにコロナ禍を支えてくれたのは、山口猛虎会の方々です」
営業制限で苦しいときに、タイガースファンに支えられました。
きのうは大将とファンが心待ちにした1日でした。
18年ぶりの「アレ」をかけた一戦は、伝統の巨人戦。
1回の表が終わっただけでこの歓声です。
5回まで両チーム無得点の投手戦。試合が動いたのは、6回裏でした。
阪神はチャンスをつくり、4番・大山の犠牲フライで1点を先制します。続く5番・佐藤輝明はホームラン!
ツーランホームランで
阪神はリードを3点に広げます。
最終回、ピンチを迎えると岩崎コール。
そしてゲームセット!
18年間、待ちにまったアレ!。
この店で何年間も
熱くタイガースを応援してきたファンそれぞれにこみ上げてくるものがあります。
「今山口で、山口猛虎会の方々とこれを一緒に味わえるなんて、めちゃめちゃ幸せです」山口猛虎会 山中正巳会長
「もうここ3年はね、僕ら応援したい人間としては、本当に苦しい年月やったけども。野球ファンの池田屋はオアシスになっているし、そういう場所を提供してくれて本当に感謝しています。ありがとうと言いたいです」
喜びは、昨夜の勝利だけからくるものではありません。
大将
「やっぱ積み重ねたいろいろありますからね。みんなと積み重ねたいろいろあるから、こみ上げますよ、そりゃ。いやもう最高ですね。はい、最高です」
阪神タイガースがつないだ池田屋・大将とタイガースファンの絆。
コロナ禍から寄り添いあいながら、タイガースの試合を見守り続けてきたファンとお店にとって、忘れられない夜になりました。