赤い稲穂が青空に映えています。
山口県萩市須佐では、古代の米「赤米」が色づいています。
海が見渡せる田んぼで鮮やかな赤い稲穂が伸び青い空と海とのコントラストをみせています。

弥生時代に中国から渡ってきたとされる米の原種「赤米」です。

萩市須佐の農業、田増薫さんが30年ほど前からおよそ6アールで栽培しています。
当時、山口大学の教授に種もみを10粒ほど分けてもらい育て始めたということです。
須佐の地名は、「スサノオノミコト」が出雲の国から朝鮮半島に渡る際に立ち寄ったことが由来とされています。
田増さんは伝説の残る地元を盛り上げようと地域のシンボル「高山」のふもとで育て続けています。
背が150センチほどになって倒れやすいため肥料は与えていないということです。タンパク質やミネラルを多く含み健康食品としても注目されているそうです。収穫は10月中旬の予定だということです。