物価高騰で資金集めに奔走
上田さん
「2019年に比べると100万円近くは祭にかかる経費が上がっている状況ですね」
祭りにかかる経費は約800万円。物価高騰のあおりで値段が上がっているものも多くありましたが、企業などを回って協賛金を集め、開催にこぎつけました。
地域の先輩がボランティアとして参加
午後2時、ボランティアも集まり準備はラストスパートです。
上田さん
「本日やってもらいたいことが、横にある看板の設営と今ちょうど向こうの階段の下にごみ箱が届いたんですよ。それを各場所に配置していく作業です」
ボランティアを買って出たのはこれまでも祭りに携わってきた地域の先輩たちです。
ボランティア
「張り切ってお手伝いをさせてもらいます」
上田さんは会場の設営に挨拶回り、休む間もなく動き回ります。
ボランティア
「上田さんはいいんじゃない、もうどんどん若い人にやってもらって、まぁ、経験してる人も多少いないといけないけど」
戻ってきた祭りのにぎやかさ
屋台が並ぶと、祭りらしい、にぎやかな雰囲気が会場を包みます。

子ども
「かき氷おいしい」
祖父
「まぁ夏やからね、こういう祭を小さいうちから体験するのもいいかなと」
上田さん
「祭っぽくなってきたんで、あともうちょっとで祭も始まるので楽しみですね」
そして、午後4時半、ふしの夏まつり、スタートです。アカデミーハウスによるイベント「愛の主張」や、山口市南部地域の特産品ナンバーワンを決める「ナンブ1グランプリ」などが行われました。
来場者
「久しぶりにお祭りがあってみんな楽しみにしていたので、いろんな友達も誘って来ました」
子ども
「コロナでお祭りがなかったので、きょうは楽しみです」
家族連れの来場者
「子どもがふしの踊りを運動会で踊ってるので、その踊りに参加させたいなと思ってます」
別の来場者
「やっぱり子どもたちの笑顔が見れて、参加してる側もすごくうれしいです」
一方、上田さんは…。問題が起きていないか、目を光らせます。
上田さん
「予想以上ですね。まだ始まったばっかりなんすけど結構人が集まってるんで、事故のないことが今一番不安かなと」
花火まであと2時間。場所取りをする人も増えてきました。ふしの岩戸太鼓踊りにおごおり総踊り、山火事を防ぐための放水も行われます。

午後7時、花火の時間に合わせてさらに人が増えていきます。
子ども
「でっかい花火が見たい」