山口県長門市で市民に愛された町中華の店「桃屋食堂」の跡に、新たに定食や弁当を提供する食堂が今月10日オープンしました。

オープンしたのは、長門市仙崎の「みすゞ通り」にある食堂「和ぎ家」です。

店長は、仙崎在住の南直代さん(73)

この場所には、長年、市民に愛されていた町中華の店「桃屋食堂」がありましたが、建物の老朽化などのため惜しまれながら今年6月に閉店しました。

市と市内の会社が連携した、事業を譲り渡したい経営者と譲り受けたい後継者をマッチングさせる取り組みで結びつきました。

「和ぎ家」では、家庭の味、おばあちゃんの味、仙崎の味を楽しめる店として定食やカレー、鍋焼きうどんなどのメニューがそろっています。

「和ぎ家」南直代 店長
「人生最後に好きなことがしたいなと思って、73歳ですけどもうちょっと頑張ってみんなにおいしいものを食べて頂きたいとそれだけです」

「和ぎ家」長女・南真琴さん
「やっぱりまちがさみしくなってきたなと思いました、母がもり立ててくれたらなと思って親子2代でやりたいなと思って事業継承させて頂きました」

和ぎ家ではテイクアウトもしていて、一人暮らしの高齢者でも気軽に店を利用できるようにしています。