1投1打に野球人生のすべてをぶつけ、見る者を魅了する夏の風物詩がことしももうすぐやってくる。


野球人なら誰もが一度は憧れる夢舞台、甲子園。

ここ、光市浅江のグラウンドで汗を流す中学生たちも、聖地でプレーすることを夢見る球児だ。

山口東リトルシニア 新村瑠聖副キャプテン(捕手)
「高校行って甲子園出場するのが目標。そこに向かってまだ練習段階かなと井思っています」

山口東リトルシニア。
山口県内には数少ない中学生の硬式野球チームだ。

今年は中国予選を勝ち抜き中学硬式の全国大会で最高峰のひとつ、日本選手権への出場を決めた。

出場は5年ぶり。

実は、この5年前の世代がすごかった。

全日本選手権で準優勝を果たすと、大阪桐蔭や広島新庄など高校野球の名門に進学。

このうち5人は主力として甲子園に出場し、現在も関東の強豪大学でほとんどがプレーを続けている。

今の選手たちにとってはまさに憧れの的となる存在だが、一年に一度、彼らとともにプレーするチャンスがある。

新村瑠聖 副キャプテン
「1月2日はOBの方が帰ってくるので」

毎年年始に行われる新春初打ち。

OBたちがグラウンドに集い、現役選手と紅白戦を行うそうだ。

新村瑠聖 副キャプテン「三奈木さん(三奈木亜星選手 浦和学院~中央大)。ピッチャーをやっていたけど、球も速いし、変化球もキレキレなんで、すごかったです」

久米木睦滉 キャプテン「(印象に残っているのは)前田健伸くん(大阪桐蔭→早稲田大)。でかかった。スイングは鋭くて、当てただけでも逆方向のフェンスにワンバンで届かせてすごいと思いました」

新村瑠聖 副キャプテン「自分もそうなりたいって思って頑張れるかなと思います」