豊かな里山環境の再生へ

原木は、家の裏の里山からクヌギやナラを切って使っています。この伐採が森林の再生につながるそうです。

やまこさん
「やっぱり木にも寿命があって、古い木がずーっとあるっていうのも山にとってはよくないみたいで。里山が普通の原生林と違うのは、ほどよく人の手が入って、自然と人間がちょうどいいバランスで共存する、その場が里山なんですね」

古い木を切って山をきれいにするとかやぶき屋根の日当たりもよくなり、長持ちするそうです。

「孫たちに美しい風景を残してあげたい」やまこさんの父・昭さんの思いです。

昭さん
「孫たちが薪をね、取りに行って持って帰ったりするじゃないですか。あれ見ると私も昔やりよったなと、小さい頃にね。なんか懐かしいような、若返ったような気持ちになる感じ。不思議な感じを受けますよね」

お散歩に魚取り、地域の見守りも

大仕事を終えると、レトロな乳母車でお散歩です。のどかな散歩コースのゴールは、3兄弟の魚取りスポット。網の中に魚が入っています。

周くん「ハヤだよ!ハヤ!」

優くん「これは小さいから逃がそうよ」

松田ヒナ子さん(92歳)

「かわいいのが取れたね」

近所に住む松田さんは3兄弟を気にかけてくれます。

やまこさん
「松田さんが作ってらっしゃる畑って本当に美しいんです。愛情がいっぱいで。お野菜もたくさんいただいてね」

周くん「めっちゃおいしい」

やまこさん
「そう、おいしいんよね。子どもたちが学校帰りによく大根とか白菜とか抱えてもらって帰ってくるんですよ」

地域みんなで子どもたちを見守ってくれているようです。

松田さんが、カゴに隠れている要くんを見つけました。

松田さん「あれ、誰か入っちょるの?」

ちゃめっけたっぷりの3兄弟です。