国の名勝、錦帯橋がまた傷付けられました。今年度、4件目で岩国警察署は文化財保護法違反の疑いも視野に入れ、捜査しています。

岩国市によると、今月1日第5橋の橋杭に傷を見つけた市民から市に通報があったということです。
2本の杭にひっかいたような傷が付けられています。


市錦帯橋課は岩国警察署に通報し、文化庁に「き損届」を出しました。
錦帯橋は、去年8月、県外から観光にきた未成年によって手すりに傷をつけられたほか、去年12月にも手すりにアルファベットが刻まれる被害がありました。また先月には、橋杭に傷が付けられていて被害は今年度だけで4件にのぼっています。


市は、3年前(2020年7月)錦帯橋にバイクが乗り入れる事件があったあと、防犯カメラの台数を2台から4台に増やしました。しかし、被害は後を絶たず、「大変許しがたい行為」としてさらに防犯対策を徹底したいとしています。

警察では文化財保護法違反の疑いも視野に入れ、捜査をしています。
【錦帯橋 最近の被害】2020年7月 男がバイクで乗り入れ橋板など約320枚に傷。3万2000円の賠償金。
2020年12月 橋のたもとの袖柱に数字のひっかき傷
2021年1月 複数人がスケートボードで遊ぶ。当時19歳少年が約4万円の賠償金。
去年8月 手すりなど60メートルに渡って河原の石で傷付ける。県外から観光で来ていた小学生2人によるものと分かり両親の謝罪と賠償金2万7000円。
去年12月 手すりにひっかいたような文字で「ILOVEYOU」などと刻まれるが未解決。
今年1月4日 第5橋の橋杭にひらがなのような傷。
今年2月1日 同じく第5橋(中央、下流側)にひらがなのような傷。













