山口県内の公立高校で唯一、運動部のための寮がある西京高校で、3年生の卒寮式が先月30日開かれました。

寮を卒業したのは、駅伝部や野球部など11の部活動の3年生34人です。

男子は健心寮、女子は誠心寮でひとつ屋根の下、部活動と勉学に励みました。

式では男女の寮長が仲間への感謝やこれからの決意を述べました。

田中蒼士 男子寮長(テニス部)「きょう、この日を迎えることができたのも、助け合いながら、ぶつかり合いながら、誰よりも近くにみんながいてくれたからです」

式のあとには、1年生の4月から慣れ親しんだ寮の前に移動し、記念撮影を行いました。

藤本歩さん(剣道部)「家では経験できないような経験、自分で洗濯物をしたり、食器を洗ったりだとかそういう経験ができたり、仲間との思い出を濃くできた3年間だったなと思います」

共同生活で培った経験を糧に、それぞれ次のステージへと巣立ちました。