連続強盗事件で、一連の指示役とみられる「ルフィ」と呼ばれる人物が、複数いる可能性があることが31日分かりました。
関連があるとされる山口県岩国市の強盗未遂事件で、公判中の東京都港区・無職 上野晴生被告(23)の弁護人への取材で明らかになったものです。弁護人によりますと上野被告は犯行前、東京の駅付近で、犯行の準備資金を男から受け取りました。その男が直後に「ルフィ」と名乗るアカウントで連絡をしてきたことから、上野被告はこの男をルフィと思っていたということです。その後山口県での犯行時も、ルフィからのメッセージや音声で指示を受けて犯行に及んだといいます。
ルフィは海外にいるとされていることなども踏まえ、上野被告と弁護人は、ルフィが複数いるのではないかとみています。
起訴状などによりますと上野被告は去年11月、4人の男と山口県岩国市の会社役員の男性の家に侵入し、家にいた家族を脅迫。両手首を結束バンドで縛るなどの暴行を加え、金品を奪おうとしましたが家主の男性が日本刀を持ち出すなどして抵抗し、未遂に終わったとされます。上野被告はこの事件の運転手役などを務めていたとされていて、31日に山口地裁であった初公判で起訴内容を認めています。













