“最強寒波”で、JAFは寒波の影響で起こりやすい、ある「車のトラブル」の対応に追われていました。
JAF山口支部 藤本亮史さん
「やはりこれだけ冷え込んでますのでバッテリー関係のトラブル、これが多いんじゃないかなと個人的には思ってます」
1月26日午前8時、ロードサービス隊は、要請を受けて出動しました。向かったのは山口市内の民家です。
呼んだ人
「朝出勤しようと思って、車のエンジンをかけたらかからなくて呼んだ次第です」

藤本さんは、エンジンルームを点検します。
藤本さん「このバッテリーなんですけど何年前に交換したか覚えていますか?」
呼んだ人「え…」

原因はバッテリーの劣化でした。
藤本さん「何もなしで急にあがるときは、バッテリーが寿命だったり、悪かったりする可能性があります」
応急処置として補助バッテリーをつなぐと、エンジンがかかりました。切るとまたかからなくなる可能性があるため、この人はすぐに販売店に持っていくということです。
藤本さん「劣化しているバッテリーというのは、やっぱり気温によってはかからないときもありますので、今回もこんだけ冷え込んでますので」
続いての出動は、山口市内のマンション。こちらもバッテリーの劣化でエンジンがかからないというものでした。
24日から26日午後0時半にかけての、バッテリー関連でのJAF山口支部の出動は39件でした。バッテリーに関するJAF山口支部の出動回数を月別にグラフにまとめてみると…1月や12月など、冬に多いのが一目で分かります。

年間通しての故障別の原因では33.7%、およそ3分の1を占めているんです。
JAF山口支部 近藤博嗣係長
「スマートフォンの電池と一緒で、寒かったらバッテリーがすぐ切れたなという経験がある方がいらっしゃるかもしれないですけど、バッテリーの特性としてやはり寒さに弱いというのがあるんですね。バッテリーには寿命があって、早ければ3年ぐらいで寿命を迎えるものもありますし、長くても5~6年たてば、一度点検したり、早めに交換をたりしたほうがいいと思います」

バッテリーによっては、状態が分かるよう表示されるものもありますし、販売店やガソリンスタンドなどで確認することもできるということです。

まさかのトラブルで寒い中慌てないよう、3年以上使われているなど気になる方は点検することをおすすめします。













