人や物の動きが活発になる年末年始を前に11日、海上保安部と警察が取り締まりを強化する特別警戒隊の出動式が山口県長門市でありました。

出動式には仙崎海上保安部と長門署から29人が出席しました。


長門署の山根徹也署長が「緊密に連携を図り、市民の安全と安心の確保に努める」とあいさつしたあと、警戒隊がパトロールに出発しました。

仙崎港では巡視船と巡視艇の2隻が警戒にあたりました。仙崎海上保安部の管内では今年4月以降、ミニボートの事故が3件起きていて、5月には2人が死亡しています。

仙崎海上保安部 菅 益宏部長
「波が高くなるようであれば、安全を考え海に行かない勇気も持って楽しんで頂ければと思います」

観光遊覧船では保安部の担当者が、救命胴衣などの救命設備が整っているかなどを確認しました。

特別警戒は1月10日までで、遊漁船や船舶の安全、テロや密輸の取り締まりに目を光らせるということです。