山口県上関町の上関原発建設計画に反対する団体が28日、建設に向けた海の埋め立て免許を取り消すよう県に求めました。

上関原発の建設計画に反対する5つの団体が県庁を訪れ、県に、海の埋め立て免許の取り消しを求める申し入れ書を手渡しました。
2008年、県は中国電力に、原発建設に向けた海の埋め立て免許を出し、繰り返し延長しています。
団体は、この許可が「県として原発推進の判断になっている」と指摘したうえで、着工時期が明らかでなく、法律で定められている漁業権者への補償が行われていないなどとし、取り消すよう申し入れました。
県は、国から着工時期が明らかでないことをもって不許可とすることは適切でないという見解が示されていて、補償は県漁協に行ったなどとし「取り消しは考えていない」と答えました。
上関原発を建てさせない祝島島民の会 木村力 代表
「目の前で埋め立てが行われる祝島はずっと苦しんでいる。島の人の気持ちを思うとすごく残念です」
また、埋め立て免許の取り消しを求める祝島島民170人の署名も手渡しました。













