ほかにも見かけなくなったものが
しょうゆ・ソースの入れ物以外にも、かつてはシュガーポットというものが喫茶店にはあったが、これも今ではほぼ見かけることはなく、何年も取り扱いはないそうだ。
実は、喫茶店で働いていた高校生のころ、オーナーに聞いたのだが、砂糖に塩を混ぜて帰る者がいるということだった。当時は客が口にしても「すみません。すぐに取り替えます」で許してもらえた。しかし、時代とともにそうではなくなってきた。
食品への「あらぬもの」の混入は時代を追うごとに大問題として扱われるようになった。そして、コロナ禍を経て「共用」というものに距離を置く人も増えた。もちろん醤油さしをなめるなど、とんでもない事態を招く。
失われた原因が、「常識」のない人たちの行動だったのかと思うとやりきれない気持ちになった。













