山口県周南市で11月から行われる自動運転EVバスの実証実験に向けて、関係者による会議が10日、開かれました。

自動運転EVバスの実証実験は、県が周南市や防長交通と連携して2024年から取り組んでいます。今年度は11月20日から12月19日までの間、JR徳山駅から徳山動物園までのおよそ1.7キロを自動運転の電気自動車が走ります。

前回の実証実験で使用した車両よりも機能性の高い車両を使用。信号機と連携したり、路上に駐車している車両を自動で回避したりするシステムを新たに導入し、一定の条件下で運転手なしで運行する「レベル4」の実現に向けて検証します。

山口県 総合企画部 デジタル推進局デジタル政策課 伊藤啓一郎 課長
「山口県だけでなく地方では、人口減少がかなり進んでいるということで、特に運転手不足が問題になっている。レベル4が実現できれば運転手不足解消の一助にはなるのではないか」

EVバスは正午から午後8時までの運行で、夜間運行の安全性も検証していくということです。