山口県萩市の園児が、高級魚として知られるキジハタの稚魚を放流しました。

萩市の須佐漁港に集まったのは、近くの須佐保育園の園児13人です。

園児たちは、キジハタの稚魚が入った水槽を見学し、数を増やそうと毎年放流していることなどを教えてもらいました。

その後、専用の台を使って、バケツに入った稚魚を放流しました。

園児
「元気に大きくなってね」

声をかけながらの放流です。

稚魚は7センチほどの大きさで、阿武・萩地区の一本釣り漁師らで作る「北浦一本釣り連合会」が500匹を用意しました。

キジハタは最大で60センチほどになる白身の魚で、漁獲量が少ないため「幻の高級魚」とも呼ばれています。

園児
「元気なお魚になってほしいです」

北浦一本釣り連合会 一木清久 会長
「一番は魚を増やすことなんですけど、園児とのふれあい、地元の子どもたちとふれあって海のことを知ってもらう、漁師さんのことを知ってもらう」

稚魚は3年から4年で30センチ以上に成長し、漁獲の対象になるということです。