日本航空が導入を目指している持続可能な航空燃料「SAF」の原料となる、使用済みの食用油を回収するボックスが山口県下関市の大学に設置されました。

回収ボックスが設置されたのは下関市の梅光学院大学です。

大学では3年生が日本航空と連携し、「SAF」を地域に広める活動に取り組んでいます。

「SAF」は廃食油、使用済みの食用油を原料にした航空燃料のことで、CO2削減に向け日本航空が導入を進めています。

ボックスで回収するのは常温で液体の植物性の油です。

固形や動物性、鉱物系の油は入れることができません。

学生や職員だけでなく、大学が開いている時間であれば、地域の人も利用できます。

梅光学院大学 文学部3年 長川原涼弥さん
「私たちが使った油をボックスに入れて、それが飛行機の燃料になって飛ぶというのはすごく夢のある話だなと思いますし、学生全体でこれからも頑張っていきたいなと」

日本航空 九州・山口支社 猿渡美保 支社長
「こうした取り組みを通して環境保護にも私どもも貢献しながら、そして皆様の利便性にも役立つ、そういった会社であるということを知っていただくことが必要なのかなと思っています」

回収ボックスは梅光学院高校や中学校、幼稚園にも設置されました。