有害性が指摘される有機フッ素化合物PFOSとPFOAについて山口県が行った水質調査で60地点すべてで国の指針値以下という結果が出ました。

山口県は2024年6月下旬から8月上旬にかけて、全国的に高濃度の検出が相次いだPFOSとPFOAの水質調査を独自で行いました。

PFOSとPFOAは泡消火剤などに使用されていて、人体や環境への有害性が指摘されている有機フッ素化合物です。

調査の結果、河川、海域、地下水の合わせて60地点すべてで国の指針値の1リットルあたり50ナノグラム以下でした。

しかし、地下水では1リットルあたり35ナノグラムと比較的高い結果が出た地点もありました。

山口県環境生活課は「追加の調査は必要ではないが、井戸を所有する人は定期的に水質を調査してほしい」としています。