アメリカ軍岩国基地(山口県岩国市)で30日から1週間程度、滑走路の運用時間外に離着陸する可能性があると国から岩国市に連絡が入りました。アメリカ軍が行う
空母艦載機の訓練に関連する運用とみられます。

午前に中国四国防衛局から岩国市に「今後1週間程度、通常の時間外に滑走路を運用する可能性がある」との連絡が入りました。アメリカ軍の航空機か自衛隊機か、「運用の詳細は答えない」ということです。

アメリカ軍は30日から来月5日ごろまでCQと呼ばれる訓練を九州沖で行うとしています。空母艦載機のパイロットが洋上の空母への着艦資格を得るために義務づけられている訓練で、この訓練に関連する運用ではないかとみられます。

これまでCQでは、滑走路運用時間外の深夜に空母艦載機が離着陸して騒音の増加がみられています。市は「騒音軽減に十分配慮するようアメリカ側に要請してほしい」と国に申し入れました。