猛暑で人気を集めたものは?

こんな猛暑だからこそ人気を集めたものもあります。

防府市で傘の生産から小売りまで手がける「オカモト」では、日傘のニーズの高まりを感じたといいます。

オカモト 管理部 ネット販売部 岡本卓麿 部長
「女性に限らず男性や児童のお子様でも、日傘を差していただくような時代になっております。日傘は昨年よりも20パーセントぐらいアップしておりまして、我が社の売り上げの7割以上が日傘になっております」

バリエーションも増えています。
ランドセルカラーに合わせたというおしゃれなものや、国産にこだわった約2万円の高級品も開発しました。

岡本部長
「1年の中で日傘を差す期間も長くなってきておりますので、これからどんどん、日傘の役割、割合が高くなっていくと思います」

涼を求めて週末は行列のにぎわい

暑い日が続くと、涼を求めたくなります。

美祢市・水神公園の「流しそうめん」。この夏訪れた人の数は、去年の1.3倍を超えています。
お盆を過ぎると毎年落ち着くそうですが、8月24日には、100メートルほどの行列ができたそうで、店の人は「厳しい暑さで、涼しい場所が求められている」と話していました。

夏に潜む免疫低下の危険

この暑さは、体にも負担に。

親子
「だるさはずっと続きましたね」

産婦人科医で、スポーツドクターでもある金子法子さんは「食事、運動、睡眠の3つがうまくできないと免疫が下がってしまうが、夏にはその危険が潜んでいる」といいます。

針間産婦人科 金子法子 院長
「日常生活を振り返ってみて、食事を、夏だったらつい冷たいものばかり食べて、ビタミン不足やたんぱく質をとってないようなことは、当然ながら食事のバランスが崩れていますから免疫力が下がる傾向にあると思います」

汗をかく習慣も重要ですが。

金子院長
「汗をかくことで室内外の温度差に順応できる体になっているけど、ほとんどの方がクーラーの中でしか耐えられない」

汗をかく機会が減り温度差に順応できないと、自律神経の乱れ、ひいては免疫機能の低下につながってしまいます。
金子院長は毎日筋トレをして、夜にはぬるめのお風呂にしっかりとつかることで、良質な睡眠確保に努めているそうです。

街の人の中にも、免疫ケアに気をつけているという人がいました。

街の人
「はちみつとか、砂糖を使わないではちみつの料理を作ったりとか」