JA山口県はことし生産されたコメについて、集荷する際に農家に前払いする概算金の目安として保証価格を示しました。
概算金保証価格は60キロあたり2万1000円で、去年の概算金と比べると3割の増額となります。
対象の銘柄は、県奨励品種の「コシヒカリ」や「晴るる」、県主要品種の「にこまる」などです。
この概算金に加え、販売を終えた段階で経費などを差し引いた額を生産者に支払う最終精算金が、例年、集荷のおよそ1年後に支払われていますが、米の状況によるものの来年1月にも追加で支払う予定としています。
この変更は、生産者の経営の安定やコメの確保が目的です。
JA山口県はことしの新米価格について「情勢にもよるが、現在よりは小売価格が下がるのではないか」としています。