山口県周南市に本店を置く西京銀行は、今年7月から行員の基本給を一律1万円引き上げると発表しました。
10年ぶりのベースアップです。
西京銀行 松岡健 頭取
「ここまで大企業や都会と賃金格差が開いてしまうと、どんなに努力しても若者が県外に流出していくっていうことになりますので、むしろわれわれが起爆剤になって地元の中小企業にもしっかりと賃上げをしていただく」
西京銀行は急激な物価上昇へ対応し優秀な人材を確保するため、今年7月から全行員の給料を引き上げます。
基本給は一律1万円、率にして平均6.6パーセント、勤続年数や仕事の成果に応じての定期昇給は平均3.7パーセントの引き上げで、あわせて平均10.6パーセントの賃上げです。
西京銀行でのベースアップは2015年以来、10年ぶりです。
また、来年4月の新入行員の初任給も1万円引き上げます。
大学・大学院卒は26万円、短大・高専・専門卒は24万9000円、高卒は23万1000円となります。
西京銀行は今年も4月入行者の初任給を4万5000円引き上げていて、初任給の引き上げは2年連続です。