ようやく秋を感じさせる気候となりましたが、この夏の記録的な暑さは植物にも影響を及ぼしています。
山口県防府市の花農家では、花の生育への影響にため息をついています。
柳花園は、バラやカーネーション、トルコキキョウのあわせて39品種を育てています。

柳花園・柳博文さん
「例年に比べてさらにきつい暑さでしたね。(暑さの影響で)あまりいいものができませんでした」

花の背丈が伸びず、通常は1メートルくらいのバラが半分ほどで花が咲いています。また花びらの枚数が少なく、身の詰まっていないものが多いそうです。

適温は25度、なのに…
花の適温は25度前後ですが、猛暑のピーク時、ハウス内は40度を超えました。
温度に敏感なバラは特に影響を受けやすく、バラのハウスに光を遮るカーテンをつけましたが、それでも35度を超える暑さに。

夜も気温が下がらず高温の状態が続いたため、ここまで影響が出たそうです。柳さんは「こんなに長引くのは初めて」と話します。
柳さん
「(来年は)涼しい夏が一番なんですけど最近はもうずっと猛暑続きなのであとは天におまかせするしかないですね」

通常250円の花が…
一本およそ250円ほどで販売するバラですが、夏場に生育したものは、70円~80円程度でしか販売できないそうです。
生花店などに出荷する基準を満たさないものが多く、市場に出せないものは直売所で販売して、花を無駄にしないようにしています。
バラの生育も「回復傾向」にありますが、本来のバラの形に戻るには、「まだ時間がかかる」と柳さんは話します。
柳さん
「良いバラができたときは、手に取ってもらって楽しんでいただきたいと思います」













