NYでは入手しにくい日本の器

萩焼の窯元・松林庵登陽窯の萩焼作家、玉村信一さん。ぐい飲みを用意して萩焼と日本酒を楽しんでもらいました。日本食が浸透してきたニューヨークですが、日本料理に欠かせない器が手に入りにくい状態です。ニューヨークではまだまだ知られていない萩焼ですが、興味を持ってじっくり1つずつ見ていたそうです。

3人の作家が現地で萩焼を説明しました。同じ萩焼なのに、作家によってそれぞれ作品の表情が違うことに、驚いていたようです。アメリカらしく食洗機が使えるかというのも重要なポイント。玉村さんの普段使いの萩焼は「食洗機も使える」ことも評価されたそうです。

器の高台部分が高くなっている「馬上杯」は、特に人気がありました。武将が馬に乗ったまま杯を交わしたというストーリーが気に入られたようです。現地の人にも、萩焼は好評だったようです。

渡米した松林庵登陽窯の萩焼作家 玉村信一さん
「特にむこうのご家庭とかだと1つの大きな鉢だとかお皿などで料理を出して、それを取り分けて食べるっていうのが一般的だと伺ったので、そちらのニーズに合わせたものは今後あれば作っていかなければと思いますね」