盆休みを利用して、たくさんの人が山口県を訪れています。
ニューヨーク・タイムズ紙の今年行くべき52か所に選ばれた山口市では、帰省客や旅行客で例年以上のにぎわいをみせています。
山口市湯田温泉のホテル「お宿Onn湯田温泉」では、今月10日から14日までの宿泊が予約でいっぱいです。
ニューヨーク・タイムズ紙の発表が、旅行のきっかけになったという人もいました。
兵庫県から
「もともとここの出身で、子どもたちを連れて行きたいと思っていた。まだそんなに人が多いわけではないので、観光しやすい。自然も多いし、空気もおいしい」
山口市を選んだ理由に、県内のほかの観光地へのアクセスのよさを挙げる人もいました。
愛知県から
「美川ムーバレーに行くなどして、楽しく回れたと思う」
ホテルでは外国から訪れる宿泊客のために、あちらこちらに山口の情緒を感じられる飾り付けをするなど、雰囲気作りに力を入れています。
お宿Onn湯田温泉 岩崎優 副支配人
「チェックインで『ここがニューヨーク・タイムズに選ばれた湯田温泉、山口ですね』と言われる。街で海外の人が歩いているなど、変わってきているなと感じる」
市内の観光地では、アジア圏以外、欧米各国からの観光客も見られるようになっています。
山口市の国宝・瑠璃光寺五重塔も、例年より2~3割程度訪れる人が増えているのではないかということです。