山口市の小郡地域で人がサルに襲われる被害が相次いだ問題です。人を襲っていたサルを捕獲したとして、技能実習生ら4人に18日、山口市から感謝状が贈られました。

感謝状を贈られたのは山口市の長州興業で技能実習をしているインドネシア出身のガブリエル・マウさんら4人です。伊藤和貴市長から感謝状と市特産のリンゴや牛肉が贈られました。


4人は先月28日、社員寮に侵入したサルを発見し協力して取り押さえました。取り押さえたサルはこれまでに人を襲ったサルだったとみられています。

ガブリエル・マウさん:
「みんなケガしたんですから、捕まることをしないといけないと思ったんですね。日本人から感謝されるのは、気持ちがいいです。ありがとうございました」


山口市小郡地域では先月、サルに襲われて延べ66人がケガをしていますが、4人が2匹目のサルを捕まえて以降被害は出ていません。市には「4人に感謝状を贈ってほしい」と市民からの電話が相次いだということです。