オオキンケイギクを放置してしまうとどのような影響があるのでしょうか?
専門家に聞いてみました。
山口県立山口博物館 杉江喜寿さん
「オオキンケイギクは、とても繁殖力が強い。他の在来種が生育できなくなる。そうすると、生育できなくなった植物に頼って共生していた昆虫も数が減ってしまったり多様性が失われる。毒があるとか、害があるわけではないが、身の回りにあった植物が失われてオオキンケイギク一種類になってしまう。そういうことが現実に起きている」
風景を黄色く染めるオオキンケイギク。特定外来生物だということを認識し、見つけ次第、適切に駆除することが重要です。

オオキンケイギクは、人間には直接的な害もなく、キレイな花なので好意的にもみられていますが、放置すると日本の四季折々の風景が失われる可能性もあります。
まずは、駆除しなければいけない植物だと認識し、見つけた場合は、ルールに則って駆除してください。
(テレビ山口「mix」2024年6月14日放送)